堀下事務所の経営理念の実践 story

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【失敗事例】 ナンバーワン戦略の見誤り

 創業当時、人事制度を構築する人事コンサルタントとして、沖縄でナンバーワンになることを考えました。

 世界的コンサルティング会社のアンダーセンコンサルティング出身のコンサルタントとコンサルティングをした経験があり、そうであれば、沖縄県でナンバーワンになれると確信していました。

 平成17年に独立してすぐに、東京のコンサルティング会社と一緒に横浜にある某有名企業の子会社で、数百人規模の会社の人事制度コンサルティングを行う仕事がありました。1年間仕事があり、この収入だけで沖縄の通常のサラリーマンくらいの収入はありました。もちろん、1年間で、コンサルティングの知識の知識を深めることはできました。

 創業時、1年間の契約は、この会社ともう1社の2社だけでした。

 人事制度を構築するコンサルティングでは、誰にも負けないという自負を持っていました。

 「世界の大企業ゼネラルエレクトリックでは、・・・・、日産のカルロスゴーンは・・・・・」そんな話を沖縄の企業に話をしたところ、その自信は見事に打ち砕かれました。

 「あなたの言っていることは、東京などにある、大企業のお話です。私たちの企業は、沖縄にある中小企業、いや、零細企業です。」ある会社の社長に言われました。

 私は、地域性や規模について全く考慮していませんでした。
この分野でナンバーワンになることは難しい。そうわかった瞬間でした。

【失敗事例】 組むべきパートナーを間違える1

 社会保険労務士事務所といえども、民間企業なので、資格を持っているからお客様が向こうからやってくるとは限りません。じっと待っていても、電話が鳴ることはありませんでした。

 しかし、向こうからやってくる人もいました。あるきっかけで知人から紹介されました。顧客には日本でも有名な企業も抱えているとのことでした。こちらからアプローチをあまりしないままに、先方から「顧問契約してください」と依頼されました。ほとんど実績のない私に、あまり私が内容を説明しないままに先方からの依頼でした。

 それから、彼は、毎日のように私を誘いました。しかし、彼の会社の労務管理に関する業務はさほどなく、彼が展開する業務に私がどのように関与することができるかが話の中心でした。食事をすることが何度もありましたが、毎回、彼が支払いをしました。創業当時の私は、千円や二千円の支払いをしてもらうことに大変な負い目を負うことになりました。

 彼の本業でいくつかの仕事をしました。クオリティーを保つことは創業当時から信念として持っていましたので、こうした仕事はいくつもの成果を出していきました。

 しかし、報酬については、事前に決められた時期に支払われることはなく、私が約束した支払日の後、再度請求して初めて支払わる状況でした。

    株式会社●●●● 社会保険労務士 堀下 和紀
    ある日、彼は、彼の会社の名前に私の名前が刷り込まれた名刺を持ってきました。

 そこからは、彼に都合の良い話ばかりがたくさん続くこととなるのでした・・・。

 そんな関係はうまくいくはずありません。意を決して、彼とは決別することとなりました。

【失敗事例】 組むべきパートナーを間違える2

 創業当時、密に連絡を取っていた人物がいました。しかし、私と進むべき方向性が違うのではないかという、違和感が付きまとっていました。「何のために仕事をしているのか」という基本的な考え方が違っていました。

 私が、「セミナーをやっていきたい」、「本を出版したい」、「従業員をたくさん雇っていきたい」、「多くの顧客を抱えていきたい」といったとき、彼は、「まあ、ぼちぼちやればいいんじゃないの」ということを言っていました。私自身、なんだか一生懸命やることがばからしく感じられそうになることも何度かありました。

 彼と連絡を取らない方がいいなと感じた瞬間がありました。私が失敗をした時でした。「いいよ、いいよ、黙っておけば。こんな難しいことは相手にはわかりようがないんだから。こちらからわざわざ間違っていることを伝えるなんてことしなくていいよ。僕はいつも黙っておくよ。」
せっかく、「ウソをつかない」って決めたのに、それが、崩れそうになった瞬間でした。

 私が、生命保険会社を辞めた理由の一つに、「ウソをつきたくない」がありました。お客様に訪問する際でも、遅刻しそうになると、ウソを付いていました。生命保険会社の支社長が私についたウソで冗談のような話があります。生命保険会社には施策旅行といって、成績優秀者に旅行をプレゼントするというものがありました。当時、私は営業所の副所長で、私の営業所は成績優秀となりましたが、所長は参加して、副所長は参加できなくなりました。旅行先は宮古島でしたので、支社長は、「宮古島はいけないけど、俺が宮古って名前の付くスナックに連れてってやるよ。ハハッ」そう言いました。そして数週間後、彼はこう言いました。「那覇には、宮古が付くスナックはなかったよ。しゃーないなあ。」一分後、私は104に電話して、那覇にある「スナック宮古島」を探しました。ありました。しかも、2軒。

 私は、自分の非を認めて、失敗を顧客に告白しました。結果的に、顧客は正直な私をさらに信頼してくれるようになりました。

 考え方が大きく異なる彼とは、次第に疎遠になることになりました。

【失敗事例】 誰もが良さを分かってくれるとは限らない

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 セミナーを開催することは、きっと役に立つはずだと思っていました。私自身は、沖縄県の産業の振興に貢献したいと思っているから、それを名前にそのまま冠した、沖縄県産業振興公社はきっとわかってくれる、そう勝手に思い込んでいました。

 創業したその年の夏、沖縄県産業振興公社の相談窓口に行きました。相談するわけではなく、「私にセミナーをやらせてほしい」、「厚生労働省の助成金は沖縄県に非常に重要だ」こうしたことを伝えに行ったと思います。けんもほろろでした。「こんなことは既に沖縄県産業振興公社でやってますよ。ほら、こんな冊子だってありますし。」散々でした。みじめな気分で帰りました。

 その1か月後、また、沖縄県産業振興公社の窓口に行きました。今度は前回と違う人が対応しました。結果は、これまた、惨敗。「ウチには、おんなじようなことを言いに来る人がたくさんいるんですよね~。まあ、あんまりうまくいくとは思えませんねえ。」

 そのまた1か月後、またまた、沖縄県産業振興公社の窓口に行きました。その時対応したのは、中小企業診断士天願亮氏でした。私の説明も、同じ窓口で3度目ですから、以前にも増して迫力がありました。また、3カ月の時間は私に実務的な実績を積んだ時間にもなっていました。「素晴らしい。こんな素晴らしいこと、誰も伝えてませんよ。ぜひ、多くの人に伝えるべきです。あなたならできますよ。100人呼んでセミナーやりましょう」天願氏はそう言いました。

 セミナーは定員100名を大幅に超える170人。立ち見です。琉球新報、沖縄タイムス両紙に記事が載りました。

ここから、大きな転機を迎えることとなりました。

アンケート・手紙で行動を促す

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 沖縄県産業振興公社のセミナーでは、全員にアンケートをとりました。

 そのアンケートで、満足度は大満足、自由な感想は、大絶賛、助成金についても、是非相談したい、個別にも相談したい、などなど、絶賛の嵐。多くのアンケートは、大満足や満足の回答が多かったものの、1枚のアンケートは特に絶賛されていました。

 名刺交換をした●●団体の●●氏でした。●●団体については、当時、私はよく知らず、「どういうところなんだろうなあ」という感想でした。しかし、絶賛してくれたからには、何らかのいい関係が気付けるものと思っていました。

 名刺交換の際、●●氏は、「連絡します」とのことでした。1カ月、2カ月、連絡は来ませんでした。「んー、社交辞令だったのかな?」そう思い、年賀状に、「今年は、行動しましょう」こうした趣旨のことを手書きで書いて送りました。

 正月休みが明けてすぐでした。●●氏から連絡が来ました。それから、●●氏とは様々な内容で仕事をしています。

 具体的に行動を促すという行為が非常に重要であると感じた瞬間です。

 せっかく、成功までもう少しというところで、行動を促す行動を起こしていない方も多いのではないでしょうか?

ナンバーワン戦略

 ナンバーワン戦略。厚生労働省の助成金を報酬を得て申請代行できるのは社会保険労務士だけです。独占です。沖縄県で開業している社会保険労務士事務所は数十しかありません。助成金は、毎年いや毎月のようにその制度は改定があります。その改定に追いついていかなければなりません。数百万、数千万の助成金があり、失敗するかもしれないというプレッシャーもあります。情報量が少なく、複雑で難しいとされています。

 しかし、私には武器がありました。情報をどん欲に吸収し、改定についていくだけの若さ。プレッシャーがあってもやり抜くという強い意志力。

 私は、人事制度を構築することでナンバーワンになろうとしました。しかし、前述の失敗のとおり、それは、得策でないことを知りました。また、沖縄県産業振興公社での助成金セミナーは大成功であり、それ以来、助成金については、様々な問い合わせがあり、たくさんの実績が積み上げられていきました。

 そうだ、助成金でナンバーワンになろう。そう決めました。

 ナンバーワンには、様々な定義があります。まずは、助成金の情報を最も早く入手するナンバーワン。助成金に一番詳しいというナンバーワン。そして、助成金を成功させた実績ナンバーワン。今では、助成金の実績ナンバーワンをうたっています。(ただし、堀下社会保険労務士事務所調べ)と。

 また、現在は、セミナー実績県内ナンバーワン(年間50回 自社開催なし)をうたっています。ナンバーワンになるため、地域貢献であるため、依頼は断りません。

 また、次なるナンバーワンも進行中です。労働トラブルセミナーナンバーワン、労働トラブル解決数ナンバーワンです。

 数々の小さなナンバーワンを重ねていき、総合的なナンバーワンになると考えています。「ナンバーワンにならなくてもオンリーワンであればいい」というのは、逃げの口上にもなります。「オンリーワンはブルーオーシャンでナンバーワンでしょ」って思いますから、分かりやすく、「ナンバーワン戦略」がいいと思います。

お客様から選ばれる&お客様を選ぶ

「私は、お客様から選ばれますが、私もお客様を選びます」そう、はっきりと伝えています。

 「私は、社長のミカタです。でも、従業員から搾取しようと考えている社長とはそもそも契約をしません。」そうとも伝えています。

 私が、こちらから契約を断るお客様とはどんな人かまとめてみました。

  • 私をパートナーではなく、業者だと考えている人
  • 私のことを呼び捨てにする人、敬意を払ってくれない人
  • 金儲けだけのために事業をしようと考えている人
  • 法律なんかくそ喰らえだと思っている人
  • 私に対して思いっきりウソを付く人
     (私自身はウソを付かないと決めていますが、それは強要しません。ただ、思いっきり、真っ黒なウソを付く人はダメです)
  • お金を払わない人
  • 事務所のスタッフの人格を否定する人

 こうして文書にすると、すごく高飛車に思えますが、これが、事実です。がまんして仕事してもちっともいいことなんかありません。

 しかし、経験上、出会った方の90%以上の方はこれに該当しませんでした。

好きな顧客とだけ付き合う

 生命保険会社にいた頃は、お客様が隙とか嫌いとか、そんなことを考えることはほとんどありませんでした。そんなに深い付き合いができていなかったのかもしれません。きっとそうだったんでしょう。

 しかし、現在の仕事のポリシーとして、「好きな顧客だけと付き合う」と決めました。これについては、さまざまな異論があるでしょう。しかし、私はそう決めました。多少、成長のスピードが遅くなったとしても、将来の大きなビジネスチャンスを逃すとしても、そうしようと決めました。

 これは、非常に楽しい。だって、仕事をしているんですが、それは、全て好きな人のためにやっているんですから、これほど楽しいことはありません。好きな人のことを考えるときには、頭がフル回転するんですね。どうやったら、その人のためになるかって考えて。そんなとき、時々、「僕は天才!」って思うくらいのひらめきが生まれたりするんです。不思議ですね。

 好きな人のために全力でやるから、当然、質も高くなる。すると、お客様の評価も上がる。その結果、新しい仕事の依頼も舞い込んでくる。この循環がどんどんとまわってきます。たまに、好きじゃない人からの依頼が舞い込んでくる。でも、それを断る。好きな人からの依頼を受けるだけで十分経営ができるわけですから、ワクワクしない仕事をする必要なんかありません。

狂ったように経営理念を訴える

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 お金のために仕事をするのは、創業から遅くとも3年以内に卒業する必要があります。私は、創業当時から、そうしようと思っていましたが、実際に卒業したのは、創業から1年を経ったくらいからだったと思っています。通常の3倍のスピードで成長しているとの実感がありましたので、ちょうどいいくらいだと思っています。

 人間、ご飯を食べなければ、生きていくことができません。しかし、ご飯を食べることが生きていくことの目的ではありません。このことはお金も同じです。お金がなくては事業を行うことはできません。資本主義社会において、お金は血液なのです。お金を目的にすると、うまくいくものもうまくいかなくなります。

 何のために仕事をするのかということを明確にして、それを全力で訴えていけば、必ず共感してくれる人が現れます。それは、お客様であり、協力者であり、社員であったりします。

 私は、創業当時から、「地域の産業振興に貢献したい」と言い続けてきました。たまたま転勤でやってきて、地場企業に転職し、地元の奥さんをもらった縁ですから、自分の存在意義は、東京標準の仕事の仕方を地元に持ってくることだと信じていました。ことあるごとに理念を語りました。大義名分があることは、多くの方を動かすことになりました。私が単にお金儲けがしたいということだけであれば、こうはいかなかったでしょう。

 経営理念に関するセミナーを行いました。また、多くの会社の経営理念づくりを行いました。このことは、自分自身の経営理念を明確にするために役立ちました。お客様の会社の経営理念を作成することは多大な労力がかかりました。もちろん、報酬はいただいておりますが、かかった労力と比べると、労力の方がずいぶん上です。しかし、お金をいただきながら、自分自身の経営理念についての信念を強固なものにすることができました。

報酬が少なくても、投資的な仕事がある

 前述の「経営理念の構築の仕事」もそうですが、投資的な仕事もあります。

 福沢諭吉は、「実学」とは、机上の空論ではなく、仕事のうえで覚える学問だと言っています。「学問のすすめ」とは、本当は実学のすすめなのです。

 こうした意味で、いかに経験を積むかということを考えました。効率は2の次です。創業当初はお金がなくても、時間はあります。何事に関しても、誰しも始めてはあるものです。しかし、報酬を得て仕事をするからには、初めてであろうがなんだろうがプロフェッショナルなのです。どんなに報酬が低かろうが、ゼロ円と1円では大きな差があるのです。

 数少ない依頼について、それぞれ、莫大に時間を掛けました。ちょうど高校野球のトーナメントのように、一回負ければ終わりだと考えていました。全ての仕事について、圧倒的なクオリティーを出し続けていなければ、それで終わりだと考えていました。

 今だったら、やらないような、報酬と業務量のバランスが取れていないという仕事も行いました。ダンピング(不当廉売)はやりませんでした。これは首を絞めますから。しかし、正当な金額ではあるけれども、どうしても時間がかかってしまう業務もあります。あるいは、時間がかかる可能性があるものもありました。これに関しても積極的に挑戦しました。

 全力で行うと、不思議とうまくいきました。

 現在は、報酬額が高くない、しかし投資的な仕事は、若いスタッフの教育的観点でバランスを取るようにしています。当然、品質のチェックは行います。しかし、この方が、お客様にもコスト面で喜んでいただく場合があります。

 低価格のサービスは、仕事をしながら、お客様にもお試し商品にもなります。価格より品質が良ければ、さらに、別のサービスを依頼されることになります。

「私はここにいます!」と発信する。でも売り込まない。

 創業当時、こんなことを言われました。「ないちゃーは、沖縄での営業は難しいからね。」このことは、説明しなくても皆さま、よく、お分かりだと思います。

 しかし、このことが結果的に、私が「売り込まない」と強く決める要因でしたし、結果的にうまくいったのでした。

ないちゃーの人の沖縄でのイメージは、、、
  ・スキあらば、だまくらかす
  ・ウソをつく
  ・人を馬鹿にしている
  ・押し付ける
  ・他人をこき下ろす
  ・味方のふりをしているが、本当は敵
  ・おどす、拝み倒す、ごまかす
  ・不誠実
  ・ペコペコとおべっかを使う
  ・私たちからお金を巻き上げていって、自分だけ金儲けをする
  ・そして、最後には去っていく
そんなイメージではないですか?

 しかし、それは、典型的なセールスマンのイメージと重なっているとも気が付きました。

 私は、ある人から、こういわれました。「『私は、うちなーむくです』と言え」と。

「私はここにいます!」の発信方法

堀下の場合は、以下のような手法をとりました。

  • 経済団体のセミナー(報酬がいくらであろうが断らない)
  • 自社開催のセミナーはしない
  • 新聞
    沖縄タイムス、琉球新報、宮古新報、宮古毎日新聞、八重山日報、八重山毎日新聞、建設新聞・・・
  • 経済団体機関紙寄稿
  • TV
    OTV、RBC、QAB クイズDEグッジョブ 沖縄県の番組
  • 書籍出版
    「なぜあなたの会社の社員はやる気がないのか」日本法令
  • ブログ
    「沖縄の社会保険労務士堀下和紀のお仕事日記」7年間
  • HP
    これは、失敗例。
  • パンフレット
    「カンパニープロフィール」A3の1枚
  • 小冊子
    「ブログ小冊子」「相談事例集」「書式集」「助成金リーフレット集」「法改正情報集」「高年齢対策小冊子」「メンタルヘルス」
    会社の印刷機
  • スタッフのプロフィール
  • プロモーションビデオ SMAP 山P  YOUTUBE

順番を間違えないように気を付けた
1.あなたはなにもの?
   ↓
2.あなたは私にどんなメリットを与えるの?
   ↓
3.で、いくらなの?

「私はここにいます!」情報の副次的活用

「沖縄県中小企業団体中央会でセミナー開催」
   ↓
琉球新報、沖縄タイムスに記事掲載
   ↓
「新聞にでましたよ」と電話
   ↓
ブログに掲載
   ↓
小冊子「今月のブログ集」編集掲載
   ↓
事務所だよりに掲載
   ↓
書籍出版の際には、新聞記事を同封
   ↓
他の経済団体に依頼された際には、新聞記事等を手交
   ↓
初めて会った方には、上記一式ペーパーにして郵送
   ↓
契約が決定したお客様には、上記一式ペーパーにて手交
   ↓
既契約のお客様には、上記一式ペーパーにて手交

チラシの実例1 ~どっちがイイ?~

チラシの実例1

チラシの実例2 ~どっちがイイ?~

チラシの実例1

口コミを発生させる方法

 沖縄県は、横のつながりといいます。どんなにさまざまなメディアを駆使しても口コミほど威力を発揮するものはないでしょう。

 私は、非常に意識しました。その一つをご紹介します。

  • とにかくナンバーワン。助成金なら堀下社会保険労務士事務所!
  • 期待を上回ると口コミ
  • 口コミを手助けするツールを準備する
    事務所だより
    小冊子
    新聞記事
    本を書いているというネタ
    テレビに出ているというネタ
    メリットを与える情報を伝える
     →すべてツール化する
  • エレベータースピーチを準備する
    30秒で話ができなければプレゼンテーションは失敗
  • 表の欲求と裏の欲求を同時に満たす
    社長のニーズ・・・とにかく労務管理をしっかりしたい
    事務員のニーズ・・・私の仕事がなくなってリストラされたくない
              私の仕事が楽になって、イケメン君と仕事できればなおよし
              →担当スタッフは指名制!?
  • VIP待遇をする。
    既存のお客様からの紹介は、VIP待遇しています。どんなに忙しかろうが、契約になりそうであろうが、ならなさそうであろうが、とにかく会って、その場で、全力投球で課題解決に取り組む
  • 話のネタは、実例!実例!実例!。机上の空論ではなく、実際にうまくいったネタを。
  • 理屈を振り回さない。

異業種交流会じゃなく、主催する交流会

 異業種交流会は、いくつか行きましたが、深い交流にはなりませんでした。

 そこで、毎年、顧問先(現在170社)の経営者を無料招待し、毎年1回、ロワジールホテル、ラグナガーデンホテルと立食パーティーの交流会を行っています。
 老舗企業の社長からは、「堀下社会保険労務士事務所の顧問先だけだから、フィルターがかかっていていい」と言われます。創業期の社長からは、「あんな有名な会社の社長がいて、緊張します。すごいです」と言われます。

 顧問先「美容室DIGsol.」のオーナー宜志富氏がご自分のブログに掲載されたものを転載します。

こんばんは~ぎしとみです。

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金曜日に、とてもお世話になっている堀下社会保険労務士事務所の交流会に参加させてもらいました。沖縄で活躍する経営者の方たちのお話しや、考えを聞けて、全部自分に置き換えて学ぶことができました。堀下労務士事務所の方たちは、とっても明るく、パワフルで、この事務所に出会えて良かったと感じた交流会でした。

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これは、余興でDVD映像があり、生でダンスしてくれました、かなり上手かったです。

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そして、僕達DIGsolの労務、助成金を担当していただいてる石貝さんです。いつも、スーツでビシッとしてて決まってますが、普段着もまたかなりおしゃれです。
いつも、有難うございます。

ニーズ・ウォンツのマトリクスを知る

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既存客に徹底的にメリットを与える

 とにかく心がけているのは、メリット、メリット、メリットです。別の言葉では、提案、提案、提案です。あえて、3回繰り返しているのは、1度では伝わらないからです。みな、本業は別です。サービスを提供する人はそのサービスが本業ですが、サービスを受ける人は、本業は別にあるのです。3回くらい言ってちょうどいいのです。そしてこう、言われるのです。「なんで、もっと早くいってくれないの?」と。ニコニコしながら(笑)

 メリットはできるだけ数値で測れるものが良いです。さらに言うと、金額に換算できるものがもっともいいです。

 メリットは本業でなければならないとは限りません。

 顧客が何を求めているかを知って、それに答えていくのです。もしわからなかったら?簡単です。顧客に聞けばいいのです。「何が欲しいですか?」、「何に困っていますか?」と。

既存客を見込み客より大事にする営業

 多くの人が誤解している点があります。「釣った魚に餌を与えない」という言葉がぴったりのように、既存の顧客にサービスすることを忘れて、新規顧客の獲得ばかりに奔走していることです。全くばかげています。仕事していても楽しいのかなと思ってしまします。そのくせ、「どうやったら営業がうまくいくかその秘訣を教えてください」そんなことばかり言うのです。

 ひとことで言えば、「既存客に徹底的にサービスしなさい」です。数値で表すならば、新規顧客にかけるコストの5分の1~10分の1のコストで既存顧客から何らかの形で受注することが可能です。

 「売り込まずに売る」、これは、裏を返せば、「既存客を感動させるようなサービスを行う」なのです。

 お客様から頂いた声で次のようなものがありましたので紹介します。「初回の面談からメールや面談で5~6回以上お会いし、毎回の面談時間も3時間以上になることも多くありましたが、嫌な顔ひとつせずに最後まで対応していただき大変感謝しています。本業以外にも知識や人脈も豊富で、案件ごとにそれぞれの専門家も紹介していただいたので大変助かりました。(有)●●不動産 社長●●」

 このお客様からは何件もの紹介をいただき、さらに様々な仕事の依頼を受けています。

 紹介していただきたいから、仕事をするのではなく、●●社長のためになりたくて、全力で仕事をしたのです。非常に難易度の高い仕事になり、時間的にも非常にかかりました。

 しかし、私が、「私と契約してくれませんか?」とひょこひょこ営業する時間をこの会社のサービスのために割く方がよっぽどお互いのためです。そして、地域経済のためです。そして、精神衛生的にも素晴らしく良くて、すごく楽しいものです。

顧客を紹介されたら必ずお礼の報告をする

 「顧客を紹介されたら必ずお礼の報告をする。」当たり前のことです。

 しかし、この当たり前のことをなかなかでき人がたくさんいます。

 紹介には責任が伴います。紹介した人は、「大丈夫だったかなあ、どうだったかなあ」と心配しています。

 私も仕事柄、他の士業をたくさん紹介します。「いい税理士紹介して」「登記をしたいんだけど」「裁判しなくちゃいけなさそうなんだけど」

 そのたびに、税理士、司法書士、弁護士・・・。いろいろな人を紹介します。しかし、その結果報告を「きちんと」する士業と、こちらから「どうでした?」と聞かないと反応がない士業がいます。

 特に、「べ●●士」にそのへんのことを全く理解していない人が多いような気がします。

 経験上は、報告をきちんとする士業は、うまくいっています。仕事もきっちりしています。そうでないところは、そのとおりです。

 私自身も、上記を反面教師として、「当たり前のことを当たり前にやる」ということを徹底して行っているつもりです。

 

 よく言われる言葉があります。「マメですよね」って。

期待する以上の成果を挙げると紹介が生まれる

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選択と集中の葛藤

 最後に、日々、学習です。

 

 選択と集中のジレンマは常に付きまといます。

 

 事業を選択し、事業を集中することで、ナンバーワンになりやすくなります。すると、売上は逓増し、費用は低減します。

 

 しかし、集中した状態は、モノカルチャー経済と同じです。その1つの事業がうまくいかなると、一気にダメになることがあります。

 

 他方、投資の原則として、ポートフォリオがあります。投資する際には、投資する案件を複数に分け、それも、短期、長期に分散するという方法です。事業を展開するにしてもこの方法が安定する方法であります。

 

 マーケティングもこの経営戦略に従っていくものであります。

 

 私が現在、ゆるやかに意識している経営戦略、マーケティング戦略は、東京ディズニーランドの戦略です。

 

 東京ディズニーランドは、常に工事しています。アトラクションの1つを常に新しくしていくのです。10%を常に新しくしています。そこで、お客様に常にワクワク感を与えることができるのです。

 

 私も、それを心がけています。10%を新しい事業に挑戦していくことを意識しています。マーケティングもそうしています。実験していきます。失敗したとしても、他の90%で十分大丈夫です。

 

 最もダメなのは、変化しないことです。

 

 マーケティングにおいても、ダーウィンの言葉を意識しています。

 

 「生き残るものは、強いものではない。変化に対応できるものである」

 
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